長春二郎・4~飛行機が遅れて・・・?~

2017年6月20日(火)

ついに最終日。結局2日連続で長春二郎に行って帰ってくるだけというしょうもない旅になっているので、今日くらいはハルビンを観光したい。
帰りの飛行機は16時発。2時間前に空港に着くなら14時着。空港までバスで1時間かかるから13時発。それなりにゆとりをもって12時発。ということで12時くらいに空港行きバスに乗ることに決定。
さすがにさっさと8時半くらいに宿をチェックアウトする。デポジットの142元はしっかりぴったり返ってきた。これでイビスともお別れ、帰国が近づいてくる。

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とりあえずまずは近くにある兆麟公園に行ってみる。ここも遊園地と公園が一体になったような場所である。

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まずいきなりびっくりするのが、鳩が動物園のような檻で飼育されていること。鳩って中国ではそんなに珍しいのか?
そしてハルヒとかのパクリの絵が掲げられた遊具があるそうなので見に行く。

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音夢とハルヒがいた。けっこう懐かしい。

続いて川沿いの斯大林公園へ。向こう岸には太陽島が見える。

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ちょうど太陽島へ向けての船が出航するところであった。乗って行きたいところだが、時間の都合上これに乗ってしまうとだいぶ危ない。出航をそばで眺めるだけにとどめた。
さらに歩いて行くと、太陽島へのもう一つのアクセス、ロープウェイが見えてきた。けっこうな距離がロープウェイでつながれており、これに乗ったら楽しいだろうなと思いながらやり過ごす。時間に余裕があれば。。

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ロープウェイ乗り場まで来てみた。片道50元と、思ったより高い。あれだけの距離を移動できるならそんなものか。

続いて、観光名所でもある中央大街にきてみた。

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コーラの自販機でモンスターが売られている。お値段たったの7元(120円)。何か違うのかと思って買って飲んでみたが、変哲も無いモンスターであった。

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露店で紅腸の串焼きが売っていたので買ってみる。中国初、多少銭を使って値段を聞き出せた。
10元。少し硬いが、ジューシーでほのかに中国っぽい香辛料の味付けでおいしい。

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続いてミルクのアイス。これもその辺で売られていた。5元。ガリガリ君より高い。
大きさはガリガリ君、中身はホームランバーだろうか。しかしこんな形のミルクアイスは日本にはありそうでないので良い。

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このへんはロシアのゴスロリ少女の商品や、マトリョシカが売ってたりとロシア感がすごい。一箇所で中国とロシアを楽しめるのはここならではではないだろうか。

そろそろ空港バスが出るハルビン駅を目指す。路線バスで駅まで行こうと思ったら、Google先生的には徒歩で行った方が早いとのことなので、仕方ないので歩いて行く。

ハルビン駅まで徒歩20分と出てるので歩き続ける。全然20分じゃ着かない。

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ハルビン駅がどうやら大規模な工事をしているようで、周辺の道路も少し迂回する形となっている。
この旅行でハルビン駅は訪れていなかったため、ハルビン駅の内部も見物して行こうかと思ったが、かなりたどり着くのに時間がかかりそうなので今回はやめておく。

dicosがバスターミナルの目印とのことであったが、駅前にdicosを発見。しかしどう見てもバス乗り場はない。
何か変な看板を持った人がいる(ダフ屋?)し、キャリーバッグを持った人がたくさんいるので、わりかし近いところのはずであるが、バスはいない。

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しかし遠くを見渡すと、もう一つのdicosを発見!その上には机場と書いてある!帰れる!僕は帰れるんだ!

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とりあえずまだ12時前なのでバス乗り場の前にあるdicosで食事。謎のバーガーセット38元。高い。
ただdicosは中国限定のチェーンなので、珍しいものを食べることができた。
しかし、空港バスの乗り場前だからか、金をせびる謎の人に立て続けに話しかけられたので、さすがに相手するのも面倒だったのでさっさと空港バスに乗ることとする。

バスは一応15分おきとのことだが、次々と来る。
おそらく全車自由席と思われるので、停まっているバスが発車した途端にチケットを購入する。20元。安い。

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なんとバスはエアロキングみたいなハイデッカー車であった。1番前の展望席もよかったが、狭そうなので普通の席に着席。
ここからハルビン空港まで1時間のバス旅。行きは白タクだったので新鮮である。
ハルビン西駅の方に向かっていくので、ある程度は市街地が続くが、そこを超えると周りに何もない高速道路。

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無事にハルビン空港国内線に12:50頃に到着。国際線乗り場に行くには少し早いので、国内線乗り場でお土産屋を物色。やっぱハルビンらしくロシア感があるものもそこそこ売っている。しかし荷物が増えるのも面倒なので、国際線をチェックインした先の小さい売店に賭けることとする。

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ハルビン空港は国際線が離れているため、無料バスで移動する必要がある。乗り場はすぐ分かったものの、これがまた全然来ない。30分ほど待ってバンみたいな車が登場。30分に8人しか乗れない車のキャパで足りるとかどんだけ自力で国際線に行く人が少ないんだ。。

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車で10分もしないくらいの移動で国際線乗り場に到着。
まだ離陸の2時間半前くらいなので、ベンチで暇をつぶすこととする。

14時。離陸の2時間前だが、こういった小規模の空港では90分前にチェックイン開始となるようだ。人民に動きはないのでもう少し待つ。

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14時半。90分前となったのでロビーに行ってみる。何やら貼り紙があるが、中国語なので全くわからない。
もしものための頼りにしている中国人の友人に画像を送り、通訳してもらう。

「滑走路の故障の影響で、天津で一度降りるかも。いつ出発するかは未定」

と書かれていたそうです。
これが全く頼る人がいない状況であれば不安を募らせるところであるが、もしものときに頼る人がいるのでそんなに不安にはならなかった。
とりあえず、何か決まったら他の乗客がチェックインしだしてついていけば乗れるだろうと思い、ロビーに座り込んで暇をつぶす。

15時半、さすがにこの何もないところで座ってるのも暇なので、国内線ターミナルに移動して買い物でもしようか思い立つ。
春秋航空の運行情報サイトを見ると、行きの便が大幅に遅れていて、19時にハルビン着、それが折り返しとなる模様だ。
とはいえ、それほどの遅れなら中国のどこかから本家春秋航空の飛行機を借りてきて茨城空港に飛ばすというやり方も考えられなくもない。
俺みたいな中国語わからない人間はロビーでおとなしくしているのが確実であろう。
一応空港係員に東京行きはいつ出るのか聞いてみたが、分からないとのこと。
19時着で最速で折り返しても、成田の発着制限の24時にひっかかってしまうため、マジでどうなるか分からない。仕方ないので待つのみ。

16時、みんなパスポート持ってカウンターに並び始めたのでついにチェックインかと思って俺も並ぶ。
ペットボトルの水が一本もらえただけだった。いらん。

18時、またカウンターにみんな集まった。空港係員がパスポート番号と名前をメモしている。私もパスポートを提示し、何がどうなってるのか尋ねる。そうすると日本人の係員が現れ、ご丁寧に日本語で説明してくれた。

状況としてはこうである。
本日、急に空港側がハルビン空港の滑走路の工事をするとのことで、成田からの便が大幅に遅れた。
成田からの便がこちらに着くのは20時頃で、折り返しとだと成田の発着制限に引っかかる。
そのため、翌日9:10発で運行する。現在、皆さまの宿泊施設を手配している最中である。送迎もついている宿泊施設なので、移動はそちらを利用してくれ。
空港係員が宿まで行くことはできないので、日本語が分かる客も少しいるから宿での細かいことはコミュニケーションをとって何とかしてくれ。
とのことであった。

日本人のスタッフがいて助かりました、と感謝を述べると
「いえいえ、私も中国語分からないので」
とのこと。どういうことだw

さておき、まさか飛行機が一日遅れることになるとは。私は明日まで仕事を休んでいるので余裕であるが、日程日程余裕がない人は大打撃であろう。
10分くらいすると、バスがやってきてみんなぞろぞろ乗っていく。係員にこれに乗ればいいのか尋ねると、これは中国人の団体旅行を送迎するバスとのこと、個人の客はもう少し待っててくれとのこと。

ここで、この後運命を共にすることとなる50代の日本人男性、H氏が近くにいたので話しかける。
彼は仕事でハルビンに来ており(大規模な展示会があったとのこと)、中国語は私と同様全く分からないとのこと。
どうやら中国語が分からない客は私とH氏の2名だけのようなので、とりあえず彼と色々話しながら送迎を待つ。

少しすると、車高の高い車がやって来て、選ばれし6人の個人客が乗り込む。
宿に向けて出発。途中、ありえないほど凸凹した道を通り、一般道を100キロくらい出して飛ばしたりして、中国の本質を見た気がする。

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謎の宿に到着。1人1室かと思ったら、先述のH氏と相部屋とのこと。みんなそうなってるからしょうがないとのこと。まあ空港近くで当日に大勢の宿が取れていること自体奇跡だし、俺は一人で泊まっても暇なので、むしろH氏と泊まれる方が楽しくて良い。
これが日本人の個人旅行客が俺と若い女の子の2人だけとかだったらどうなったんだろう。

とりあえずH氏とあらためて自己紹介をする。H氏、米の輸出に携わっており今回の出張となったとのこと。なんと札幌在住。しかも趣味がベースとのことで、俺がもっとベース上達してればもっと話が盛り上がれたのになと思う。

H氏、Wi-Fiのパスワードを調べに行くと言い残しフロントに行って戻ってきた。
そしたら先ほどの中国人の個人客4名が外で夕飯を食いに行くので一緒にどうだと誘われたとのこと。もちろんついて行くことにする。

謎の地元の人しか行かなそうな居酒屋に到着。

どうやら串焼きが売りらしい。たくさんの種類の羊肉串とビールが出てくる。きくらげもこの地域の売りっぽくて、山葵醬油で食うのがうまかった。羊肉串は程よい歯ごたえがうまい。日本でも全然提供できる味だ。

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しかし話の流れで蚕の串焼きも食うことになった。これも意外とまずくはない。酔ってたからだろうけど。

そして色々と話し込む。やはりみなさん例の展示会にビジネスで来たようだ。日本で会社をやってる中国人とのこと。解体屋だとか、民宿をやってるだとか言ってたけどそれだけでなく多角的にビジネスを展開してるようだ。
その中でもこの言葉が印象に残る
「我々は中国でちょいと成功したけど、中国の大多数の人は貧しい。」
「中国で商売するには政府と仲がいいかが最も重要。日本は税金さえ払えば自由に商売できる。」
また、日本人H氏の
「中国は市場としてでかい。なんとかして米を売り込みたい」
という気持ちもすごく分かる。ただ、日本の米は高すぎるらしいが。
みなさんの名刺をもらったので、後々調べてみると中小企業の社長や重役であった。
日本の会社って就活生的には大企業至上主義であり、私も大企業の一員であるが、実際に輝いていつつ、物事のスピードが速いのは中小企業であるな。
といっても、中小企業にも二種類あって、質の低い中小企業と質の高い中小企業とあり、入社して活躍する難易度は、大企業<質の高い中小企業なのだろうなと思った。

私一人だけはビジネスで来てるわけでもないし、大企業の駒の一つにすぎない生き方をしているものの、同じ土俵で話に入れてくれる皆さんの心の豊かさに感動した。
なんか何度も乾杯してくるし。
そして極め付けに、
「中国に割り勘はない。ここは中国だから私がごちそうする。その代わり日本ではごちそうしてくれ。」
とのお言葉をいただき、宿代に加えて夕飯代もかからないことに。
値段表みたら串1本1元とかっぽいから、そんなに高くはないんだろうけど。

宿に戻り、翌朝9:10発で、7:10チェックインなので6:30にフロントに集合、そこから送迎バスで送るという話であった。
部屋に戻り、H氏とえんえんと話し込む。彼はPCを持参しており、色々と仕事もあるだろうけど、けっこう話につきあってくれた。
ベースのこと、仕事のこと、中国・台湾・満州のこと、北海道のこと、旅行のことだとか。
H氏は毎月のように海外出張しているそうだが、よくそんなに出張できますねと聞くと、
「行きたい国があったら出張代をペイできるだけの仕事を作るんだ。逆転の発想だ。」
という言葉に感銘を受け、中小企業の力強さを感じた。

ちなみにH氏、本来は本日にハルビンから成田に着き、成田で1泊、翌日の飛行機で新千歳空港に戻るとの予定だったが、結局両方とも金は戻らずパーになったとのこと。
宿はいいとして、飛行機はあらためて当日予約で取り直すことになるのでだいぶ値が張る。しかも、明日もちゃんと飛行機が動くかは分からないのでうかつに予約はできない。
私も私で、明日までは仕事を休んであるが、それ以上となると仕事に響いてくる。宿の外の景色は工事をしている大きなマンションみたいなものしか見えない。

ちょっとした不安を抱えながら就寝したハルビンの夜。

(2017.6.29投稿)

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