フェリーで北海道往復・5~新日本海フェリーで苫小牧→秋田を夜行移動~

2016年12月28日(水)

18時過ぎに南千歳駅にてレンタカーを返却したが、ここから新日本海フェリーを用いて帰路につくこととする。
先に新日本海フェリーについて軽く説明しよう。まず今回の旅のコンセプトが、年末で飛行機が高いので、どうせなら夜行のフェリーを用いて北海道を訪問してみようという目的であり、行きは八戸からのシルバーフェリーで苫小牧に到達した。
帰りも同じシルバーフェリーで八戸に戻ってもいいが、それでは面白くない。何か丁度いいものはないか探してみたところ、新日本海フェリーが苫小牧→秋田でいい時間に夜行移動することができる。
しかもこの区間の面白いところは、新潟が起終点となっているため、秋田~苫小牧の区間だけで見ると、秋田→苫小牧は昼行になっており、これから乗る苫小牧→秋田のルートのみ夜行になっている点。なので、行きが新日本海フェリーで夜行移動というプランは成立しない。行きのシルバーフェリーを予約してからこのことに気付いたのでラッキーであった。

さて話を戻し、南千歳駅。ここではフェリー接続バスを待っているであろう人たちが待機していた。
新日本海フェリーの発着は苫小牧東港と苫小牧を名乗ってはいるものの、苫小牧駅から30kmと離れすぎているため、札幌や帯広方面からもアクセスが良い南千歳駅から連絡バスが出ている。したがって苫小牧駅から苫小牧東港へ行く場合は同じところを2度通る羽目に。とはいえ、苫小牧駅からタクシーで行くよりはバスで1000円なので全然安い。

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無事バスが駅に到着。18:25発であるが、JRが珍しく人身事故で遅れているため接続待ちをし、10分遅れで発車。
席が丁度埋まる30人ほどの乗車。これはなかなか儲かる路線であろう。そして運転士のアナウンスが面白い。

「ちょっとだけ高速に乗りますが無料の高速なのでシートベルト不要です。まあシートベルトついてないですけど。」
「霧で鹿が急に飛び出ると急ブレーキします。昨日の運転士は轢きそうになったらしいです。」
「前の車の運転士が携帯見ながら運転してるので捕まって欲しい。」
「このへんは凍結しててスケートリンク場になってます。」

とか、ところどころでアナウンスを入れていて心がなごんだ。乗客は全くウケてなかったが。
私がレンタカーで苦戦した千歳市内のツルツル床であるが、このバスは全く滑る気配もせず難なく通過していく。運転士の技量が高いのか、バスだと元々滑りづらいのか分からないが、やっぱプロドライバーなのだろう。
都会のバスでは息苦しくてできないような雑談チックなアナウンスといい、この運転士にお褒めの言葉を営業所に贈りたいくらいだ。

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結局約20分の遅れで、出港時間ぴったりの19:30に苫小牧東港に到着。
さて、実は本日昼頃、フェリー会社から電話が入っていた。

「秋田港周辺悪天候の為、場合によっては秋田港に入港せず、新潟港で下船となりますがよろしいですか?」

とのこと。新潟港には15時半ごろ到着とのことで、もともと自分は新幹線で東京に帰るだけなので、帰る時間が遅くなるだけでそんなに影響はないので了承。
秋田に行きたい人は新潟から戻るか、シルバーフェリーにして八戸から鉄道にするか、秋田港に入港することに賭けるかになります。
秋田港に入港するかどうか決まってないというのがまたすごい。
もし自分が秋田からの新幹線特急券を事前に買ってたら無駄に手数料かかるところだった。
果たして新日本海フェリー、秋田港通過となってしまうのか未定のまま結局フェリー乗り場に到着。そしてその案内は特に何もない。

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19:30の出港ギリギリに乗船手続きを終えたものの、ロビーにはまだ旅客が乗船待ちをしている。
今日だけ遅れてるのか知らんが、シルバーフェリーのように1時間前から乗れるわけでないのなら、バスでギリギリに来て正解であった。
そして徒歩での乗船の人が意外と多数いる。特に、新潟から部活の合宿か何かで来ている学生が多い。学校の行事でフェリーで丸一日かけて移動もありなのか。

とりあえず19時半すぎに乗船すると、次は個室利用者はフロントみたいな所で鍵を受け取る必要があってこれがまた混んでる。
しかしフロントはすごく丁寧な対応で、格の高さを感じる。
鍵を受け取って部屋に入ったのは20時頃。

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部屋に入ってびっくり、広い!ステートBツインという、寝台列車でいうと北斗星のツインデラックスが近い存在の部屋。
これを1人で利用できて8500円と、寝台列車の値段を知ってると破格でびっくりしてしまう。

ベッドが2つ、しかも2段ではなく横並び、テレビもあり、水道もある。シルバーフェリーはB寝台だったがこちらは完全にA寝台。これはすごい。これなら新潟まででも全然乗れる。むしろ7時半で秋田で降ろされるなら15時半までダラダラ新潟まで乗っていたい。

とりあえず散策する前に、レストランと風呂の営業時間がどこにも書いてないので見に行く。
レストラン、21時まで。短いな。風呂は23時まで。これは後で行こう。
とりあえずレストランに閉店されても困るので、夕飯をとるとこにする。意外とすいてる。
ちゃんと人が作ってて手頃な値段で飯が食えるフェリーって少ないのではないか?

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とりあえずジンギスカンっぽいのを食べる。ライスと合わせて900円くらい。
様々な調理済みのメニューがカウンターに置かれており、好きなのを取って会計する方式。一気にさばくにはこの方法しかないが、余るときは余りそうだ。

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ちょっと散策。恒例のゲームコーナー。UFOキャッチャーがあるのでこういう店は設定が適当で取りやすいかなと思ったものの、どうせ新潟まで乗るんだしもっとすいてる時間帯に来ようと退散。

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自販機コーナーもある。レストランがあるため、自販機の付近にイートスペースはない。
しかも何故か自販機にも営業時間が設定されている。なかなか謎である。

21時半ごろ、22時に消灯する旨の放送。消灯したら静かにしましょうねとのこと。ゲームコーナーも消灯までですとのこと。深夜にダラダラゲームする計画、頓挫。
22時過ぎの消灯から少し経過した頃。そろそろ風呂がすいてるかなと思い、大浴場へ。
シルバーフェリーと違って洗い場は10箇所くらいある。入れる時間は相変わらず微妙ではあるが、10箇所あれば大丈夫であろう。
この時間でも入浴客は5~6人くらいそれなりにいた。22時過ぎはやっている施設がここしかないからだろうか。
船がそこそこ揺れるものの、揺れのおかげで波の温泉みたいになってこれはこれで楽しめた。

部屋に戻り、とりあえずゴロゴロする。テレビが意外と映るし、携帯の電波も意外と入る。完全圏外だったシルバーフェリーと大違いである。
部屋が広くて快適なのでそのまま就寝。翌日はとりあえず6時過ぎに起きることにする。

2016年12月29日(木)

6時半くらいの船内放送で起床。

「本日は秋田港に…入港いたします。下船の方は準備してください。」

入港するんかい。ゆっくり新潟まで乗る計画、頓挫。ゲームコーナーとかも朝は営業していないため、ゲームコーナーを楽しむ計画も頓挫。あとは朝、慌ただしく下船するしかない。

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とりあえず明るいので部屋から外の景色を楽しむ。内側の部屋なので海は見えないが空は見える。
部屋に窓があるだけでも十分すがすがしい気分になれる。

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通路の窓からは海が見える。といっても本当に海が見えるだけで陸は見えない。特定のポイントでなら陸が見えるんだろうけど、そういうのを楽しむのは日中の乗船じゃないとだめだな。

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7時45分、秋田港に到着。きれいな階段をあわてて撮影。

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下船。結局、だらだら乗る気でいたのにさっさと降ろされる結果となってしまった。
秋田港では思ったより多くの客が下船していた。やはり時間的には苫小牧で乗って秋田で降りるのが一番効率が良いのであろう。
しかしこの船は考えようによっては豪華さと運行時間をふまえるとトワイライトエクスプレスの代替として楽しむことができるであろう。
苫小牧~新潟の他にも小樽~新潟の船もあり、特に小樽~新潟は近々新しい船が導入されるようなのでゆっくり乗ってみたい。

秋田からは鉄道にて東京に帰ります。続く。

(2017.1.1投稿)

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