ロサンゼルス・3〜アムトラックでサンディエゴへ〜

2016年3月12日(土)

NHKworldでは震災から5年の番組と日本の声優は何故coolなのなという番組を何度も繰り返して放送している。
同じ映像を3回は見た。明日になったらこの治安最悪地帯を歩いて脱出しなくてはならない。非常に憂鬱だ。その明日が来てしまった。
中国に行った時の2日目より憂鬱である。
この地区について調べれば調べるほど憂鬱になる。過去にロサンゼルス暴動というのがあって、韓国人が黒人の少女を射殺した事件がきっかけだそうだ。
つまり黒人の韓国人への恨みは大きい。
そして向こうから見たら韓国人も日本人も見分けがつかない。
そしてこの地域を歩いてる人は黒人とメキシコ系で95%くらい。残りが白人。アジア系は俺だけ。
この状況で街を歩けるか?
中国なんかは普通に歩く分には人民に紛れられるから何てことはない、気軽に歩ける。
しかしここは違う。移民の国である故に人種に絡む問題が残っているのだ。

時間は9時過ぎ。本日の宿はサンディエゴなのでずっとここにいるわけにはいかない。
幸い、昨日の豪雨でずぶ濡れになった服一式やキャリーバッグは乾いた。
意外とソフトケースでも中身はそこまで濡れないし、本体が濡れても普通に使えるものだ。
昨日履いてた靴下だけは捨てた。靴下は雨を想定して多めに持っているので無問題だ。
宿をチェックアウト。パチンコの景品交換所のフロントに鍵を返したらチェックアウトできた。最後までこのフロントは謎だ。

IMG_3861.jpg

街に一歩を踏み出す。東洋人が貧民街を歩く。非常に怖い。
が、歩いてみるとそうでもなかった。
空は明るく快晴。
女性や子供も歩いている。
数人で会話してる輪の中を通行しても何も言われず。
これは行ける気がしてきた!
やや早足に駅を目指す。

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歩いてる人は黒人とメキシコ系ばかりだが、行けるぞ!無事に駅に到着!
しかし次の難関、TAPカードにチャージ。
どうせ何回も使うだろうから$10をチャージした。
それを簡易改札機にかざすとエラーの文面。
もしかしてチャージできてない?残高確認みたいなコマンドを押すと確かに$10入っている。恐らく運賃には使えないモードに入金したのであろう。謎過ぎる。
参ったので昨日と同じように一回分の$1.75をチャージする。
$2投入し、€25のお釣りのはずだが釣り銭は出てこなかった。アメリカクオリティを相変わらず見せつけられる。中国の券売機の方が数段使いやすい。

列車が来た。昨日は気づかなかったが、そもそもブルーラインは全区間を通して治安の悪い地域を通るため、乗らない方がいいらしい。
しかし乗るしかない。下手に座ってお前どけとなるのも怖いので、ドア付近に立ち窓の外を眺め、他人と目を合わさないようにした。
誰かが何か言いながら車内を巡回している。
アイスを売りに来た人のようだ。無許可営業?
しかも多くの人がアイスを購入して食っている。これは俺も買わなくちゃいけない流れなのかと焦ったが、目を合わさなかったら大丈夫であった。

何事もなく終点の7th streetに到着し、レッドラインに乗り換えてユニオンステーションを目指す。
やはりレッドラインはブルーラインと客層が別物。ブルーラインは8割方黒人だったのに、レッドラインは様々な人種が乗っている。
中国人っぽい人も見かけた。まともな地域に戻ってきたと心をなでおろす。

IMG_3865.jpg

ユニオンステーションに到着。待合室が大聖堂のようで写真を撮っている人も多い。
なかなか写真で見ると幻想的だが、実際に来てみると駅の喧騒で幻想がかき消される。

ここからアムトラックのパシフィックサーフライナーに乗る。相変わらず券の売り場が分からない。
ググって売り場を発見し、san diego 11:15と書いた紙を見せてチケットを購入。
運賃は$37。206km運行で乗車券+特急券と考えると日本の方がまだ高い気がする。
日本の公共交通機関の運賃がいかに高いかが分かる。
チケットを買ったのでとりあえず待合室で待つ。
勝手にホームに行ってはいけない、発着番線も特に決まっていないとの情報であったが、電光掲示板に発着番線が表示されており、時間が近づいたらホームに行っていいようだ。
自分は勝手に行ってはいけない説を信じていたので、「san diego」とオッサンが叫びだしたのでそのオッサンに着いていった。
小型特殊自動車みたいなのに乗せられてどこかに連行される。
日本人っぽい美少女も一緒に乗っていたので変なところに連行されたとしてもこの美少女と一緒だ。
しかし一握の不安は杞憂に終わり、なんとわざわざホームまで小型特殊で送り届けてくれた。
チップとか必要なのかと気になったが、美少女が何も渡してなかったので普通に無料で利用した。

IMG_3868.jpg


IMG_3872.jpg

アムトラック乗車。車両がやたらデカい。
2階建車両で、日本のように中2階に乗車口があるのではなく、1階に乗車口がある。
ホームも日本と比べて相当低く、車両のつくりから謎である。
普通車とビジネスクラスとあるようで、何号車に乗っていいか分からないが流れで3号車2階に。
そこそこ混み合っていて、海側はとれず山側の席を選択。海側は帰りに乗ろう。
いざ発車。ゆっくり走り出すが、速度を計ったら最高速度は140kmとか出ているようだ。なかなか謎である。
検札が来て、バーコードをスキャンし、座席の上に検札済を示す紙を挟んで行く。
独自のシステムである。紙を他の席からパクって来たら...とか思うが、高い列車故にそういう幼稚なことは起きないのであろう。

割と所々駅に停車し、ビーチ付近ではついに車窓に黒人を全く見かけなくなる。
本当に地域ごとに人種が違う。これがアメリカか。

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3時間の乗車、軽く寝たりしつつも終点のサンディエゴに到着。
アムトラックはよく遅れるとの噂であるが、定刻の到着であった。

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続いて宿のあるエルカホンへ向かう。
ちなみにel cajonという地名は明らかにスペイン語である。むしろアメリカ人はこの地名を普通に読めるものなのか?
トローリーの券売機でICカードのサンディエゴ版、コンパスカードを買う。
券売機の形はロサンゼルスのそれと全く同じであるが、サンディエゴ版は割とすんなり3日パスを購入できた。
宿のあるel cajon駅へはオレンジラインで約1時間。
客層や車内の雰囲気はロサンゼルスより平和に感じた。特に顕著なのが、異人種でつるんでる人が割といることである。
アメリカでは自然と同じ人種でつるむ傾向があるというが、サンディエゴはその傾向が薄い。これぞ理想のアメリカであろう。ちなみに日本人はいない。

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ひたすら乗り続けてel cajon駅に到着。ここから宿まで30分くらい歩く。
アメリカらしい真っ直ぐな道が続き、車の通りは多くもなく、人通りも少しはあり落ち着いた雰囲気である。
歩き続けて宿、super8に到着。
チェックインの先客がいたがよく分からず店員に話しかけたら「one second」と言われた。これはちょっと待っての意味のようだ。
予約の紙とパスポートを見せる。この宿は事前のクレジット決済しかできなかったので、フロントで二重請求されないか不安である。
しかしフロント、「expedia prepaid!」と理解してくれたようで助かった。
ちなみにフロントの人、電話にスペイン語で応対していた。やはりメキシコ系が多い地域なのであろう。自分も片言のスペイン語を使ってみたかったが、会話がややこしくなるので思いとどまった。

IMG_3894.jpg

入室。部屋がきれい!昨日は落書きだらけのスラム部屋だったのに。
枕が4つもある!しかしテレビはチャンネルが昨日の宿とは全く違い、AVもNHKも見られなかった。

ちなみに昨日の飛行機下車から今まで、口にしたものはユニオン駅の売店で買ったサンドイッチのみ。
さすがに飢えるので近所のセブンイレブンに買い出しに行く。
弁当とかあるといいなーと思ったが、こちとらそういった物は売ってない。

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うまそうだったのでミートブリートと、ホットスナックのピザを購入。
アメリカでは日本人顔でも外国人だと思われないので早い段階で外国人と気づいてもらうのが重要である。
レジでピザを指差してpizza pleaseと言ったら店員が何かを察したようで外国人頑張れみたいな対応になった。
挨拶のhelloだけだと外国人か判断できないので、外国人だと分かってもらう最良の方法は日本人2人で日本語で話しながら歩くことだという結論にたどり着いた。
アメリカに来てわかったが、外国人だと気づいてもらえるまではアメリカ人だと思われて対応されるのでそれが大変である。
中国とかは英語を発すれば分かってもらえるが、アメリカでは英語が下手だと気づかれないといけない。このタイミングの差は地味に大きい。

宿に帰還し、本日の活動終了。
明日はメキシコ入国予定。
しかし降りかかる問題。

(2016.3.15投稿)

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