岩泉線および山田線の現状・1

2015年11月12日(木)

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東京駅23:10発のドリーム盛岡1号に乗ります。20分後の3号でも良いのですが、1号はJRバス、3号は岩手県交通だったのでJRバス好きとしては1号を選びました。
JRバス以外の手段として、ウィラーの川崎20:35→盛岡5:05で行くのが一番安いのですが、これだと盛岡に着くのが早すぎて暇になる。
ドリーム盛岡1号なら盛岡6:35着。僕らはレンタカーの開店時間である8時まで暇をつぶさなくてはいけません。

2015年11月13日(金)

ドリーム盛岡はさすがJRバス、割と快適でした。今回は体が痛くならなかった。
しかし盛岡駅に若干早く着き、6時15分くらい?暇をつぶす時間が増えてしまった。。

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盛岡駅に着いてびっくり。駅前に早朝から営業してる時間をつぶす施設が全くない。
ネットカフェなし。20分くらい歩けば高い店があるらしいけど。
ファストフードなし。マクドは駅にあるけど開店が遅い。
何もなし。。しかし救世主を発見。
駅ビルにあるポールショップカフェという店、6時半開店がコーヒーが飲めます。
何故か隣にあるびゅうプラザに侵食している席があったのでそこで1時間ほど過ごしました。

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8時に恒例のタイムズカーレンタルで車を借り、山田線の旅に出発。
ちなみに今回は出張・ビジネス応援プランというプランが安かったのでそれで予約してみました。
「店舗スタッフと名刺交換で30%オフ!」
という謳い文句です。果たして本当に名刺交換させられるのか?ビジネス利用じゃないけど大丈夫か?
無職だけど前の会社の名刺を差し出せば大丈夫か?まあ多分名刺交換なんてさせられないだろう。
という予想で店舗に赴いた結果、もちろん名刺がどうとかなんて一言も出ずに利用できました。

僕は106急行になります。国道106線を延々と走り山田線と並走します。

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しかしいきなり変な細い道に分岐する所に気が付いたら進入していました。

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秘境駅、浅岸駅です!浅岸駅は牛山さんにとって初の秘境駅ということで有名ですが、実は僕も秘境駅という言葉を初めて知ったのはたまたまネットで浅岸駅を訪問した人のサイトを見たのがきっかけであり、思い入れがあります。
以前鉄道で訪問したことがあるものの、この駅は鉄道で訪問するにはどうしても夜になってしまいます。
そして今年のダイヤ改正により、ほぼ鉄道では訪問できなくなりました。

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というのも、発着する列車の本数、1日2本。
盛岡行6::43
宮古行19:40
以上。これは鉄道で訪問するのは無理に近いです。隣の駅まで歩く作戦にしても、10kmは離れているし峠越えなので苦行。
現在日中に浅岸駅を訪問するには車しかないのです。駅なのに。

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空は青いし誰もいなくてすがすがしいし、いい空間です。
日中に停車する列車があれば、列車でこの空間を訪れられるものなのだが。
まあ地元の利用もほぼないし、それなら秘境度が高い1日2本という状態も面白いものかもしれない。

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車を走らせ、区界駅へ。ここは乗車客数1日2名というJR東の有人駅で最も少ない駅として有名。
本当に駅員がいました。乗車客2名とはいえ、駅の立地は浅岸駅からの山田線と国道106号の合流点という謎の結節点となっている他、駅前には道の駅があり国道106号ドライバーのオアシスになっています。

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続いて茂市駅へ。こちらも区界と並び、山田線の数少ない有人駅ではあるものの、こっちは乗車客が50名くらいいます。
駅周辺も家がそこそこあり、何だか安心します。少し前まで岩泉線が分岐していましたが、2010年から運休、2014年に廃止となっています。
岩泉線は代替道路未整備という理由で廃止を免れていましたが、果たして並行する道路はどんな感じなのか。
国道340号を走り、岩泉線の現状を把握します。

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まずは中里駅。早速駅と線路の跡が残ってます。国道沿いなので訪問は容易。この辺の駅はそこそこ利用がありそうだけど、バスで足りるのでしょう。

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続いて岩手和井内駅。やたら新しい駅舎があるが、2004年に設置されたもののようです。
まさか新駅舎が実質6年しか使われないことになるとは。駅前の駐車スペースには工事か何かの作業車がいました。
廃線を道路に転用する工事でしょうか。

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次がいよいよ押角駅です。道路は明らかに酷道になります。
明らかにすれ違えない道。崩れてきそうな崖。でも対向車すら全然こない。
なかなか走るのに緊張する道路です。本当にここを代替バスが走っているのだろうか。

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押角に到着。これはもはや廃駅というより廃墟。
草が生い茂り、ホームも看板がはがれて悲惨な状態。なかなかこんな廃墟っぽい状態で廃駅が残っているというのは珍しいかもしれない。
そもそもこの駅は川を細い橋で渡った所にあるので、撤去するには軟弱そうな橋を使って撤去するのか、どこかから線路をつたって撤去するのかとなります。多分放置であろう。

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押角トンネルと思われるトンネルの中にトラックが入ってます。並行する国道340号の押角峠区間が狭隘路であり、そこさえ狭隘でなくなれば割と国道340号はマシになります。
そして岩泉線の押角トンネルを国道に転用する工事が絶賛施工中なのです。押角トンネルは2020年に国道に転用予定。
つまり2010年に岩泉線の押角駅が鉄道としての役目を終えたら、2020年は国道340号の押角峠酷道区間が役目を終えることになります。秘境好きとしてはダブルパンチですが、こうした変化を受け入れていくのが人生です。

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続いて二升石駅を訪問。ここは岩泉線が土砂崩れとなった際に、押角駅と並び当駅も用地不足とのことでバス停が設置されなかった駅です。
何故なのかと思い訪問してみたところ、駅前には住居や商店があり、駅前は普通の道路でバスが停められないようには見えません。
既存のバス停がなかったから通過していたのでしょうか。それで大丈夫だったのがすごい。

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終点、岩泉駅に到着。噂通り立派な駅舎です。駅前広場の駐車場にほぼ満車なくらい車が停まっていてびっくり。

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駅の中は床が古そうなコンクリのタイルなのが独特ですが、広々としていつつ静かです。
2階が商工会議所の事務所か何かとして使われているようで、職員の方が通られました。

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ホームも立派。廃線は今後も毎年のように発生していくと思うけど、果たして今後の廃線跡はどうなっていくのか。
同級生が卒論で廃線跡の活用に関する研究をやっていたけど、けっこうこれは深いテーマなのではないか。
まあ結局単線の廃線跡は放置かよくて歩道or自転車道しかないのだけれど。新たな活用法が編み出されればな。

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岩泉まで来たので観光名所、龍泉洞へ。先日は秋芳洞を素通りしたので洞窟初挑戦かもしれない。
洞窟内はライトアップされており綺麗で、なかなか歩きやすく帰りの階段が少々きつかったものの楽しめました。
割と観光客もおり、岩泉という地が廃線により閉ざされたわけではなく安心。

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次はふれあいランド岩泉へ。ここにブルートレインの宿が静態保存されています。
宿という形でブルートレインを残してくれるとは、いいプロジェクトです。泊まってみたかったのですが、1両ごとの料金のようで、1泊2万少々かかるよう。10人くらいで来れば超安く泊まれるのですが、今回は2人旅なので断念。いつか泊まりたいものです。
場所が岩泉駅の近くだと思っていたら、岩泉駅と小本駅の丁度中間あたりにあり、小本線を感じました。
もし岩泉線が小本線として日本海側までつながっていたら?日本の鉄道は未成線も多く、ifを多く考えます。

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ついに海側へ抜け小本駅へ。駅前のラーメンショップで昼食。
地元では少し有名な店のようです。ネギ味噌ラーメン中盛を食べたら予想より器が大きくてびっくり。大盛は超大盛なのだろう。
なかなかおいしい店でした。この時間まで昼食を粘ってよかった。

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小本駅を見学。丁度列車が来たので見てみたらけっこう客が乗っていました。
しかしどうやら大人の休日期間だからのようです。大人の休日っぽい人がたくさん乗っています。
18きっぷ期間のローカル線が最近は大人の休日期間にも顕著に現れてきてますね。
それでも金を持ってる世代が三陸で金を使うのならいいことかもしれません。
大人の休日倶楽部は若者からは不満の声が多いですが、そもそもパスの利用期間は短いし、期間中は一部の路線が混雑してあまり楽しめないだろうし、まあ不満を嘆くほどいいものでもないような気がします。

このあたりで宮古駅へ赴き、今晩の宿のホテル宮古ヒルズへ宿泊。
朝食にネギトロがあって豪華でした。宮古界隈では一番安そうな宿なのにびっくり。

(2015.11.17投稿)

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