特急あけぼの・1

2013年11月2日の河北新報にて、特急あけぼのが2014年3月のダイヤ改正にて廃止になるとの記事が書かれました。
JRからの公式発表はまだですが、例年新聞社から記事が出たらそれが覆るということはありません。
私は今まであけぼの号には4回乗車したことがあります。しかし、それらの全てが上り列車への乗車であり、下り青森行きに乗車したことはありませんでした。
なので、廃止になる前に1度下り列車にも乗ってみようと乗車することにしました。

今まで乗ってきた記録を振り返ってみます。

2009.6.7酒田→上野(土日きっぷ)
2010.2.28酒田→上野(土日きっぷ)
2011.6.15青森→上野(JR東日本パス)
2012.5.27秋田→上野(ウィークエンドパス+学割普通乗車券)

こんなに多くの回数乗車した寝台列車はあけぼの号だけです。他に乗ったことのあるはやぶさ・北陸・サンライズ出雲・トワイライトエクスプレスは全て1回しか乗ったことがありません。
貧乏な学生である私が何度もあけぼの号を利用できた理由は、様々な企画乗車券で使うことができたからでしょう。
特に土日きっぷと三連休パスの中高生料金は破格でした。土日きっぷ・三連休パス廃止後も北海道方面へ向かうフリー切符で「あけぼの号を利用の場合のみ日本海回りでご利用になれます。」という決まり文句はよく見かけました。
割と乗車してもらうための努力はしてあると思います。
ただ、どうしても値段が高くて速度が遅い。普通乗車券でB寝台に乗ると新幹線より高くなってしまう。
同じくらいの所要時間で着く夜行バスは場合によっては1/4くらいの値段で乗れてしまう。
新幹線と夜行バスのどちらにもない利点といえば、横になって寝ながら移動できるという点ですが、そもそも寝台列車で横になるくらいなら新幹線で前日の夜に目的地について宿で横になるわって人の方が多い。
企画乗車券などで安く乗れたとしても、夜行バスには価格で勝てない。
なかなか他の選択肢に勝つことができないままいるのが現在の寝台列車だと思います。
運行のコストがどのくらいかかるものなのか分からないので寝台列車を残す方法については何とも言えませんが、一定の需要があるのは確かだと思います。
私も初めて特急はやぶさに乗った時にその雰囲気にのまれて感動し、寝台列車のファンになりました。

2013年12月16日(月)

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上野駅に20時40分ごろに着きました。やはり入線前からホームで待っていたかったからです。
あとせっかくなので先頭の機関車を撮影したいのでいいスポットを確保できるようにという意味合いもあります。
しかしまだ廃止まで時間があるため、ホームはそれほど混雑しておらず、入線前なら先頭部分は割とすいていました。

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入線。上野で寝台列車が入線してくるシーンなんて初めて見たかもしれない。
ホームがすいていたおかげで機関車の写真をしっかり撮影できました。
ただ、入線し終わると後ろの方で撮影していた人たちが次々と機関車を求めて前に来るので混雑していました。

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特急あけぼの青森行き。念願の下り列車に乗車します。
今までのあけぼの号乗車では土日きっぷ・JR東日本パス・ウィークエンドパスといった企画券の継続乗車船制度を有効活用していたので上り列車にばかり乗っていたのです。
なので今回使用する乗車券は普通乗車券学割:東京都区内~青森で8400円です。
これに今回利用するゴロンとシートの特急券(閑散期)である3460円を追加し、11860円を支払って乗車します。
この金額は高いと感じるか安いと感じるかはなかなか微妙なところです。
ちなみに青森からの帰りは高速バスで帰りますが、その運賃は2910円でした。しかもバーゲン運賃をとった訳ではなく、あけぼのと同時に1ヶ月前に取ったらウィラーの予約順割で安くなりました。
あけぼのゴロンとシートの1/4の価格でバスなら東京青森間を移動できる。早割が特にないのもJRの弱点ですね。

PC164080.jpg

今回の我々の寝床、ゴロンとシートです。8号車7番上下を2人で抑えました。
向かいの上段の方はすぐにカーテンを閉めてしまい(割と早朝の駅で降りるっぽい)、下段の方は荷物だけ置いてどこかへ行ったまま長らく帰ってきませんでした。
特に車内で出会った人と会話したりはせず。車内での出会い、意外とありそうでないものですね。

PC164084.jpg

私は上段に登り、そこから景色を眺めます。窓の形が絶妙で、上段からでもギリギリ景色を見ることができます。
写真は大宮駅停車中のものです。寝台列車の利点として、高速バスと比べると多くの駅に停車して乗降を扱えるという点がありますね。

PC164089.jpg

なかなか眠くなりません。写真は水上駅付近です。このあたりになると雪がものすごく積もっています。
さあそして実は、翌日の12月17日は私の23歳の誕生日です。果たして誕生日をどこで迎えるのかそわそわしながら過ごします。
23時57分、土合を通過。

2013年12月17日(火)

そのまま新清水トンネルを突き進み、県境あたりで23歳の誕生日を迎えました。
寝台特急で迎える誕生日、いいものですね。

PC174099.jpg

そこからもう少し起きていましたが、気づいたら寝てしまいました。
秋田到着直前に起床。向かいの寝台の2人は既に下車していました。なので区画が自分らの貸切状態に。
秋田で下車するとなると朝早いので寝台列車の旅を満喫する前に下車しなくてはなりませんが、青森までの乗車なのであと3時間くらい乗れます。
起床してからも景色を見ながら寝台に座ったり寝転がったりしながら残りの時間を過ごすというのが自分は好きです。

PC174112.jpg

ついに青森に到着。ここ数日、強風で遅れたりということも度々ありましたが今回は定時で到着しました。

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最後尾を機関車で車庫に引き上げる姿を眺めながら、青森駅を後にします。
特急あけぼの、ありがとう。

(2013.12.19投稿)

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